第4回定例会一般質問「精神保健福祉対策」について

精神疾患には、うつ病などの気分障害のほか、認知症や統合失調症などが含まれ、患者数は全国で約323万人いると言われております。そのうち、うつ病などの気分障害の患者数は全国で104万人おり、平成8年から約2.5倍に増えています。

うつ病のことを考えるときに、同時に見過ごせないのが、13年間連続で、全国3万人を超えている自殺者の数です。この自殺者の約9割が、うつ病などの精神疾患にかかっていた可能性があるとされています。市内でも、平成21年、22年と続けて、750人以上もの尊い命が自殺により失われています。

そこで

(1)本市における自殺対策について、市長がどのような姿勢で取り組まれているのか、伺いました。

悩み事について気軽に相談できる場として、「精神障害者生活支援センター」という施設があり、既に16区において整備が完了しています。この「生活支援センター」の基本構想は、今から17年前の平成6年度に作られたものです。当時としては、統合失調症への対応が中心と考えられており、その考え方に沿って整備も進められて来ました。

日常生活を送る際に、自宅に引きこもりがちで外出することが難しい統合失調症の方にとって、食事提供サービス等の利用をきっかけとした「居場所」としての「生活支援センター」の存在は大変重要ですが、うつ病の方に対しても、もっと「生活支援センター」の機能を活用すべきです。

そこで、

(2)「うつ病」の方々に対して「精神障害者生活支援センター」は、今後どのように支援を進めていくのか、市長に伺いました。

「生活支援センター」が、ストレス社会でますます増加している「うつ病」の方々にとって、「頼れる場所」となるような運営をして頂くことを要望しました。

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