第4回定例会一般質問「ダンスフェスティバルと学校教育の取組」について

先日の市長会見で、来年の夏に新たなアートフェスティバルとして、「DANCE(ダンス),DANCE(ダンス),DANCE(ダンス)@(アット)YOKOHAMA(ヨコハマ) 2012(にまるいちに)」を開催すると発表されました。しかし、開催までの準備期間は半年程と短く、また、作品を常時展示できるトリエンナーレとは異なり、ダンスは限られた時間内での演出なので、長い期間開催するフェスティバルとしてどのように繋いで盛り上げていくのかといった課題もあります。横浜博Y150のように費用対効果に疑問が残るイベントとならないようにするため、まさに今、注力して計画を進めていかなければなりません。

そこで、

(1)様々な課題を有する今回のダンスフェスティバルを成功に導くという市長の決意を伺いました。

ダンスにも様々なジャンルがありますが、AKB48の振り付け等のヒップホップ系は、中高生だけではなく小学生や幼稚園児までもが踊っており、大変人気のあるものです。メディアでもこのようなダンスは数多く取り上げられ、子ども達にとって身近な存在となっています。

中学校においては平成24年度より新学習指導要領が全面実施となり、ダンス授業が必修となります。授業では、子ども達の関心の高い、ヒップホップなどの「現代的なリズムのダンス」も扱われ、子ども達のニーズを捉えた学習への期待も高まっています。

そこで、

(2)中学校のダンス指導の充実に向けた方策について、教育長に伺いました。

子ども達のダンスに対する興味や期待を更に高めるためには、外部と連携した指導も有効であり、ダンスの専門的な知識と技術を持ったプロの講師を、活用することも手段の一つです。

私が調査したところ、こうした課題を解決するため、「一般社団法人ストリートダンス協会」や「一般財団法人日本ストリートダンススタジオ協会」など、自治体と連携し学校へプロのダンサーを派遣する事業を展開している団体があります。

そこで、

(3)中学校のダンス指導への外部講師活用について、教育長に伺いました。

今回のダンスフェスティバルの目的の一つは「市民協働と次世代育成」です。多くの子どもたちが参加することによって、こうした目標が達成され、フェスティバルの成功につながっていくものと思います。ダンスフェスティバルの中で子ども達に発表の場を与えることや、一流のダンスを直接見る機会を与えることは、教育上もとても有効な連携です。

そこで、

(4)ダンスフェスティバルにおける学校教育との連携の考え方について、市長に伺いました。

成長途上にある子ども達が、フェスティバルを通じて目標を持つこと、そして一流のダンスに触れることは、子どもたちの将来に与える影響が非常に大きいと思います。こうしたフェスティバルの開催によって、街の活気を呼び起こし、横浜を元気にしていく意味でも大いに期待しています。是非とも、多くの子どもたちに夢と希望を与えるようなダンスフェスティバルにして盛り上げて頂くことを要望しました。

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