あなたの声を横浜市政に!とか言いながら・・・

現在、横浜市ではパブリックコメント・市民意見を募集しています。

しかしながら、このこと自体を市民の皆さんに

どのくらい周知できているのでしょうか?

私は、この部分が一番の課題だと考えています。

行政は、計画案に対してパブリックコメントを行い、

意見や要望が無ければ、

市民の皆さんにはご理解頂いた。

と解釈するのです。

ですから、できるだけ皆さんにコメント募集を知ってもらい

意見するよう協力をして頂きたいのです。

今回、募集している案件は5件です。

1.プール及び野外活動施設等の見直しに係る基本的な考え方(素案)について

2.「協働推進の基本指針」見直し案について

3.横浜市建築基準法取扱基準の一部改正

4.「横浜市印鑑条例施行規則」及び「横浜市印鑑事務取扱要領」の改正

5.生活衛生関係営業施設の構造設備及び衛生措置等の基準に対する基本的な考え方

この中で市民の皆さんの生活に一番近い案件は、

プール及び野外活動施設等の見直しに係る基本的な考え方(素案)について」です。

この背景には、これらの施設を維持管理するのにたくさんの費用が掛かり、

財政の負担になっているという実情があります。

一般的には屋外プールは、

夏の一定期間だけ利用するために一年間を通じて維持管理費が掛かっており、

費用対効果が薄いのです。

この辺は、皆さんの意見をお聞きしたいところです。

効率だけで考えれば、市営プールを全て廃止して

市民の皆さんに民間プールの利用券を配るといった考え方もあります。

夏に近くの市営プールで遊ぶのを楽しみにしているご家庭があるのも事実ですし、

健康増進のために市営プールを利用されているお年寄りの方がいらっしゃるのも事実です。

どこまでが横浜市で整備するものなのか?

どこからが民間に依存するべきものなのか?

を考えていかなければならない時期にきています。

この判断には、お金といった観点も重要なのです。

施設利用者1人あたりに税金で平均876円を負担しており、

最大では利用者1人あたりに税金2603円を負担している施設もあります。

個々の施設には、特有の事情もあります。

ですから私は全廃とは思っていませんが、

選択していく必要はあると考えています。

限られた財源の中、

優先順位をどのように付けていくのか

といった判断をするためには、

市民の皆さんの意見が欠かせないのです。

普段、行政に意見を言う場が無いとお感じになっている皆さん。

是非、この機会をお見逃し無く。

この記事を書いた人