6月18日に水道・交通常任委員会が開催されました。
水道局関係では、議案・請願の審査が各1件、報告事項が2件ありました。
交通局関係では、報告事項が2件ありました。
水道局の議案「水第1号議案」は
「水道管漏水事故についての損害賠償額の決定」というもので
老朽化した埋設水道管が漏水し、
サンドエロージョン現象により
ガス管を破損したというものでした。
賠償額の決定に関しては、
第三者である調停委員会から提示された額であり
私がどうこう言う範囲ではありませんが、
埋設管の隣接感覚は一般的な基準として
30cm以上離すことになっていますが、
今回の水道管とガス管は離隔が2cmしかなく
本来の基準である30cm以上の離隔があれば起きなかった事故なのです。
そして、このように古い水道管で他の配管との離隔が近いものは
まだまだたくさんあると思われ、
今後、同様の事故を起こさないことが重要で、
安定して供給するために
事故を起こさない対策が必要であると意見を述べました。
また、報告事項として「横浜市水道事業中期経営計画」の説明がありました。
これは平成24年度~平成27年度の計画で、
4年毎に見直して作成しているものですが、
前回の評価をどのように行い、その評価をどのように反映させているのか
とても分かり難い計画書となっています。
行政の仕事もしっかりとPDCAをまわしていくことが必要であり、
それを市民の皆さんに分かり易く伝えていくことが重要であると
意見を述べさせて頂きました。
交通局の報告では、
「交通局バス乗務員の不適切な金銭取り扱い」についての説明がありました。
これはバス乗務員が乗車料金を直接手で受け取り、
つり銭器に投入することなく自家用車の中に持ち込んだというものです。
以前にも交通局では、金銭の取り扱いについての不祥事があり、
交通局と議会の諸先輩方が十分な議論を交わして
再発防止のために公金管理委員会を設置して
管理徹底を図ることとした経緯がありました。
今回の不祥事は、法令違反したことはもちろんいけないことですが、
それ以前に交通局として人材の管理育成を徹底してきたのかといった疑問が残ります。
今回の問題は、交通局の管理側の体質に大きな課題があると感じました。