同じ市営交通でもバスと地下鉄では定期券料の端数処理が違う???

通勤や通学に使われている定期券。

この金額について市民の方からご質問を頂きました。

「市営バスと市営地下鉄で定期券10円未満の端数の処理が

異なっているのは何故?」とのこと。

確かに! バス定期券は四捨五入で、

地下鉄定期券は端数切り上げなんです。

皆さんご存知でしたか?

市営バスと市営地下鉄の乗継定期券を購入した場合に

ちゃんと、バスの分は四捨五入されて

地下鉄の分は切り上げされてから合算されているのです。

「同じ交通局が所管する市営交通なのに基準が違うのはおかしい!」

といったご意見も頂戴しました。

そこでどうすべきかを考えてみました。

先ずは市営バスから。

端数を四捨五入している根拠は、

国土交通省の通達にあるのです。

この通達には、運賃の計算方として

通勤定期旅客運賃及び通学定期旅客運賃の計算方は、

運賃計算上の端数は10円単位に四捨五入する。

と書かれているのです。

これにより横浜市乗合自動車乗車料条例で

同様に定められているのです。

ならば、これは仕方ない。

次に市営地下鉄はと言うと、

端数処理に関する国からの通達は何も無いのです。

そこで、どう考えたかというと、

他の民間鉄道事業者の端数処理方法に合わせたのです。

ちなみに市営地下鉄と民間鉄道は端数切り上げで、

JRは端数切り捨てなのです。

市営地下鉄は民鉄グループに属しているので、

妥当な判断であると考えます。

乗継定期券のパターンも色々とあるので、

全ての端数処理を統一することは難しいと考えると

今のままでも良いかなと感じました。

皆さんはどうお考えですか?

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