10月2日の決算第一特別委員会局別審査で教育委員会に質問をしました。
内容は
1 民間人校長について
2 教職員の育成について
3 学校教育事務所について
4 不登校について
5 英語教育について
6 平成23年度横浜市教育委員会点検・評価報告書について
7 外郭団体について
です。
その内容を各項目毎に報告していきます。
この点検・評価報告書は「点検」はしているのですが、何度読み返しても「評価」が見当たらないのです。そこで先ず
(1)この報告書の目的について教育長に伺いました。
〔教育長の答弁〕
「法律に基づき毎年実施しているもの。報告書を議会に提出するとともに、公表することが義務付けられている。報告書は、教育委員会が毎年その権限に属する事務の管理及び執行の状況について自ら点検評価した結果を市会に報告し広く公開することによって市民への説明責任を果たすもの。」
今回提出された点検・評価報告書では、実施した事業の達成率だけを評価の対象とするなど、自己満足に終始している事例が多く見られますが、
普通、民間なら当該年度の事業をしっかり分析・評価して翌年度の改善に繋げる事が普通に行われており、この報告書は不十分であると言わざるを得ません。
(2) このような観点から、点検・評価報告書における評価は、実施したこと自体が評価ではなく、実施したことによりどのような成果があったのかが評価であるべきと考えますが、教育長の見解を伺います。
〔教育長の答弁〕
「この報告書は、自己点検及び評価を基本として学識経験者の意見も活用して作成している。成果の把握が不十分であるといった点については、教育には様々な要因が関係していることから、ひとつひとつの施策の成果を厳密に把握して評価するのは難しい。個々の取り組みが直接施策の成果に結びつかないことも理解して欲しい。可能な限り客観的に成果の把握と評価を行って次年度以降の改善に繋げていきたい。」
子ども達に言葉の意味を正確に教える立場でもある訳ですから、この「事業進捗確認書」を本来の意味の通りの「点検・評価報告書」にして頂くよう改善することを要望しました。
皆さんも是非お読みになってください。
これで良いのかと思いませんか・・・
次回につづく・・・