新市庁舎計画の事業手法で気を付けることは?

「新市庁舎整備基本計画(案)」では、

事業手法について施工業者の持つ独自の技術や工法等を反映する仕組みとして

設計・施行一括発注方式を採用することで整理されています。

今までの議論の中で、この方式のデメリットとして

設計と施工を同一企業に発注するため

チェック機能が働きにくくなるといったリスクがあげられ

この対応として中立的な立場での専門家である

CMr(コンストラクションマネージャー)を導入するとの説明がありました。

基本計画(案)では、このCMrについて新市庁舎の整備について検討の進め方の中で

設計要件の整理の中で採用することを検討していくと示されていますが、

設計や施工においてもCMrを採用することが示されていません。

一番のリスクはコストコントロールであり、

設計や施工のフェーズにおいての監理が重要です。

ですから計画から建物が竣工するまで一貫してCMrを採用すべきと考えており、

基本計画にもしっかりと記載し設計費予算にもCMrフィーを盛り込むべきです。

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