横浜市スポーツ医科学センターについて局長に聞いてみました!

横浜市スポーツ医科学センターは、ラポールのお隣の日産スタジアム内に設置されていて、

スポーツ医科学に基づき、「市民の健康づくりの推進」「スポーツの振興」「競技選手の競技力の向上」と3つの柱を掲げ、様々な事業を行っています。

主な施設として内科・整形外科・リハビリテーション科を持つ診療所をはじめ、

アリーナ・トレーニングルーム・プールなどの運動施設や、大会議室などがあり、

現在は指定管理者として横浜市体育協会が管理運営を行っています。

この日産スタジアム周辺エリアにはプールや会議室だけでもたくさんありことに気付きます。

このような状況も縦割り行政の弊害であると私は思います。そこで先ず、

(1)このスポ医科の施設の特色は何か、健康安全部長に伺いました。

この施設は医科学とスポーツ活動とが相互に深く連携を図ることができる施設ですが、

それぞれの事業は、診療所は一般的な診療所と同じのように見えるし、

プールやトレーニング室の他にも数多くある運動施設と同じという印象を持ってしまいます。

公設施設としての位置づけが明確ではないように感じます。そこで、

(2)この施設は民間のスポーツクラブやスポーツセンターと比較して、相違点は何か、健康安全部長に伺いました。

一般の個人利用等を含めた、施設全体の年間利用者数は延べ30万人程度ですが、そこで、

(3)今、例示されたスポーツプログラムサービス(SPS)や医学的運動療法(MEC)については、年間どれくらいの利用者がいるのか、健康安全部長に伺いました。

これらの特色ある事業の利用者は延べ人数で年間1万2千人程度とまだまだ少ないと思います。

私はこの点について2つの視点から大きな課題があると考えています。

まず一つは、この施設そのもの及びその中でも特色ある取組が、

しっかりと市民にとってわかり易く周知されているか、という点についてです。

先ほど指摘したとおり、この施設は一見すると診療所のあるスポーツクラブとしか理解できず、

一体的な施設であることで有機的な効果を生み出している特色ある各事業が、

きちんと市民に理解されているとは思えません。そこで、

(4)この施設の特色を効果的に周知していく方法やその充実策について、施設を利用したことのない局長に伺いました。

もう一つは、使い勝手の悪さといった課題です。

SPSは施設の目玉事業であり、私も先日体験してきました。

実際に受診しようとすると、日曜日・祝日は受診することができず、平日を中心に月10日程度の枠しかありません。

この施設の特性を活かし、より多くの市民の皆さんに利用していただくためには利便性を高めていく必要があると思います。

また、自主事業である各スポーツ教室への参加の条件として、16歳以上の方にはSPS受診を義務付けていますが、

現状の受診枠やSPS受診の費用が1万5千円掛かることを考えると、

SPS受診の義務付け自体が、新規利用のハードルを高くしているのではないかと思います。

もっと敷居を下げることによって施設に足を運ぶ人が増え、

将来的にはスポーツ外来などを含めた施設全体の利用者の増加などの活性化につながるのではないかと感じました。そこで、

(5)SPSの利便性向上と自主事業を含めた施設利用の活性化に向けた取組について、局長に伺いました。

この施設の特色を理解して頂くための入門コースがあっても良いし、

もっと低廉な額の簡易SPSがあっても良いのではないかと思います。

私も初めは、SPSは「競技選手の競技力の向上」のプログラムで一般の市民には馴染みにくいものだと思っていましたが、

受診日、当日に集合場所に行くと、私以外の受診者は、全員年配の方ばかりでした。

参加された方々に色々とお話しを伺うと、もう10年以上毎年SPSを受けられている方が多く、

今回の測定結果が楽しみだとおっしゃっていました。

要するにSPSは「市民の健康づくりの推進」に大きく貢献しており、

更には「予防医療」といった観点からも重要な役割を担っているのです。

実際私もSPSを受診して健康に対する意識や、運動しようといったモチベーションも高まりました。

先日、スポ医科を所管する当局の課長さん、係長さんも初めて受診されたようですが、 まったく私と同じ感想を述べていました。

2020年にはオリンピック・パラリンピック東京大会の開催が決定いたしました。

これを契機にスポ医科の現状の課題をしっかりと見つめ直し、 将来に向けて価値を高めていく取組も必要であると考えています。そこで、

(6)今後、この施設を有効活用し、より魅力ある施設としていくための決意について、局長に伺いました。

国においても、来年4月にはスポーツ庁を設置する見通しが示されましたし、

横須賀市は、オリンピックのためのナショナルトレーニングセンターの誘致を発表するなど、

オリンピック・パラリンピックに向けた動きが加速しています。そこで、

(7)オリンピック・パラリンピック東京大会に向けて、この施設を全市的な観点から活用する戦略的な考えを、鈴木(隆)副市長に伺いました。

過去のハコモノについて、必要か否かといった極論を議論しても先には進まないので、

今ある現状から今後どのように活用していくのが市民の皆さんにとって

最善の方法であるかを考えていかなければならないと思います。

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局長とのやり取りの動画はコチラからご覧になってください!

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