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横浜市立鶴見工業高等学校は、昭和11年の開校以来75年の長きに渡り、多数の人材を社会に輩出してきましたが、平成23年3月にその役割を終えました。
当該敷地は、鶴見小野駅に近接した大規模な市有地であり、地域にとっても貴重な財産です。閉校後の跡地利活用については、地域の期待や関心も大きく、地域に対し、更に丁寧に説明を行い、対話を重ねる必要があります。
現地においては、先行して東側跡地の一部を高齢者施設として活用するために、昨年度、校舎の一部について解体工事が実施され、目に見える変化が出てきました。
西側の跡地に関しても、横浜市医師会立看護専門学校の再整備を進める計画が示されました。西側の再整備範囲には、既存の体育館棟が含まれており、この体育館棟は耐震基準も満たされた建物です。
地域からは、この体育館について、災害時の利用や、日常においても地域活動等に対して開放を求める声が上がっています。そこで、
(1)既存体育館棟の地域利用の可能性について伺いました。
【横浜市の答弁】
体育館棟の地域利用についてですが、災害発生に備え、避難場所や備蓄倉庫としての活用を考えております。また、日常的な地域利用につきましては、看護専門学校として施設管理上の課題もございますので、地域の皆様や運営主体である横浜医師会と協議しながら検討を進めてまいります。
また、今後、看護専門学校の設計を進め、具体的な施設の配置を確定し、残りの西側跡地については公園の整備や民間活用を図ると聞いています。
民間活用の検討を進める場合には、行政側の都合だけで推し進めるのではなく、地域課題を解決し、地域ニーズに合わせた整備を誘導することが重要です。
そのためには地域の意見を反映させ、一定の条件付けを行うことが必要だと考えます。そこで、
(2)民間活用に際しての条件付けの方針について伺いました。
【横浜市の答弁】
民間活用に際しての条件づけの方針についてですが、旧鶴見工業高校の跡地活用に関し、これまで数回アンケート調査を実施し、地域の皆様の御意見や地域ニーズを伺ってまいりました。これらの結果を公募条件などに反映できるよう検討し、引き続き地域の皆様の御意見をきちんとお聞きしながら方針として取りまとめをして参ります。
冒頭に述べたように、旧鶴見工業高等学校の跡地は、地域とともに歩んできた歴史と思い出の詰まった貴重な財産です。
是非とも地域の意見に耳を傾けながら計画を進め、地域の皆さんに喜んで頂けるカタチが出来上がることが重要です。