震災復興橋梁の保全について道路局長に聞いてみました!

昔の橋梁は木造等のものも多く、横浜市においても関東大震災で多くの橋梁が被害を受け、

その後復興のため耐震耐火構造の橋梁が集中的に整備されました。

それらの橋梁を震災復興橋梁と呼び、本市では178橋もの橋梁が整備されましたが、現在、残っているのは41橋です。

その多くは、横浜中心部に残っていて、私も新山下運河から中村川を通って大岡川までの赤いルートをボートに乗って調査してみました。

この範囲だけでも震災復興橋梁は12橋あります。

【横浜中心部の震災復興橋梁】

例えば谷戸橋ですが、下から見上げると、トラス状で、端部はピン構造になっていて、とても芸術的です。

【谷戸橋】

このような橋梁を横浜の魅力として残していくために、例えば、歴史的価値のある橋梁に特化した保全計画を策定するなど、体系的に整理していくべきですが、

(2)今後さらに積極的に保全の取り組みを行う考えがあるのか道路局長の見解を聞きました。

【道路局長の答弁】市内には41橋の震災復興橋梁が現存しておりますが、当時のデザインを保全、復元していくことは、横浜の歴史的な町並みの景観形成にも効果があり、まちづくりの面からも非常に重要であると考えております。そのため、歴史的価値のある橋梁について、補修や補強方法などを含めた保全計画を策定していきたいと考えております。

積極的に取り組む考えがあるということは確認できましたが、

私はやみくもに古い橋を残せと言っているのではなく、

横浜の魅力創出につながる橋梁はしっかりと保全すべきと考えるのですが、

その判断は道路局内部だけできることではないと思います。そこで

(3)歴史的価値のある橋梁の保全計画策定にあたっては、専門家や、有識者、市民などと協働で進めるべきと考えますが道路局長の見解を聞きました。

【道路局長の答弁】現在は、歴史的価値のある橋梁の保全状況などのデータ整理を行っている段階でございます。今後、有識者の意見なども伺いながら、保全計画の策定を行っていきたいと考えております。

日本建築家協会の研究会でも調査した内容をまとめています。

そのような行政外部の資料も有効に活用して頂きたいと思います。

是非道路局には、歴史を後世に引き継げるように、

市民と一緒に横浜の魅力向上の取り組みをして頂きたいと思っています。

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