神奈川県競輪組合は、神奈川県、横浜市、横浜市の3団体による出資で、
現在、川崎競輪場、小田原競輪場でGⅢクラス競輪を柱として運営されていました。
そもそもが赤字経営で平成21年度には実質累積赤字が66億円となっていました。
そこで平成22年度よりJKA交付金特例制度を活用して5年間限定で
儲かるGⅢクラスを優先して開催していました。
その結果、本年度には赤字が48億円まで縮小する予定ですが、
来年度からは特例制度が活用できなくなるため赤字が増大するので、
本年度をもって解散することが決定しました。
それに伴い、3団体の出資割合に準じて累積赤字を精算するため、
横浜市は13.5億円を負担する予定です。
遡れば、横浜市は昭和25年から、この競輪事業に出資しており、
平成9年までの期間で累計273億円が一般会計繰入額として計上されています。
財源は、そもそもが市民の皆さんの税金だと考えると、
もっと早い段階での経営改善が必要だったのではといった印象は否めません。