市職員給与と議員ボーナスの引き上げ!

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今回の議会で上程された市第88号議案「横浜市一般職職員の給与に関する条例等の一部改正」について反対しました。

横浜市職員の給与と、議員を含む特別職職員のボーナスの引き上げに関する議案です。

そもそも今回の条例の一部改正は、国の人事委員会勧告に基づき、国家公務員や地方公務員どうしの格差の整合をとるといった意味合いが強く、民間格差を是正する議案ではありません。

公民格差については、そもそものラスパイレスの取り方や、制度自体に課題があるのです。

そもそも公務員の給与が高いか安いかといった議論は、イメージや平均値で判断するものではなく、公務員が市民(国民)のために一生懸命働くことが最優先で、その仕事の質に対して、報酬が高いか安いかを議論しなければならないと私は考えています。

話は戻して、本市一般職員給与については、平成14年以降一貫して引き下げられてきましたので、人事委員会勧告通り今回の引き上げは必要だと思います。

しかし、議員報酬は平成7年以降、平成23年に若干の引き下げがあったものの、基本据え置かれてきました。

また、少子・超高齢化社会を迎え、財政状況は厳しい状況が続いている中、徹底した行財政改革が求められている現状を鑑みると、

様々な行政課題を解消し、市民生活を向上するためにも、議員自らが身を律して行く必要があると考えています。

また、限られた市政の経営資源の中で市民の信頼に応えていくという観点からも、市民からの理解は到底得られないと思います。

そのような考えから、現時点において議員の期末手当を引き上げるべきではなく、この特別職職員の期末手当の引き上げが含まれている本議案は、上記趣旨を議会にて発言した上で反対しました。

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