障害者の孤立【農福連携】

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 愛媛県にある株式会社パーソナルアシスタント青空では、 障害者が農業で働くといった農福連携の取り組みを行っています。

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 自然農法米を主に野菜100種、みかんや梅も栽培しています。 また、その他にも鶏の飼育も行っています。 お米は、無農薬・化学肥料を使わない自然栽培米で、 1kgあたり700円と平均卸価格の約3倍といった付加価値をつけています。 お米は、おおよそ30kgで18体ほどの収穫量があるそうです。

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 農産物売上は年間1千万円ほどあるそうで、 ここで働く障害者の方々は時給制で所得を保証していて平均月収が5万円を超えています。 これは就労継続支援B型の平均月収の4倍ほどの収入となっています。

 農福連携事業では補助金を一切もらっておらず、自主自立運営によって障害者の高賃金を確保しています。 しかし、全ての農作物が高い売り上げに繋がっている訳ではなく、 日々、試行錯誤しながら研究・実験をして栽培改良を行っていました。

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 鶏の飼育では、卵を収穫しています。一般的には飼育数の7割の卵を1日に生むそうですが、 現在は、200羽に対して20~30個(1個単価40円くらい)しか生まないそうです。 それでも放し飼いで自然餌にこだわり飼育しているそうです。 もちろん鶏の餌やりから小屋清掃まで障害者の方々が行っています。

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 農作物の栽培には立地による影響も大きいですが、 横浜にも農業はあり、障害者と農業が連携して自主自立の取り組みが出来ないか模索しています。

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レストランでは、自然栽培の食材を使ったランチをいただくことができ、

店長さんと副店長さんが笑顔で出迎えてくれます。

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