日本語支援拠点「ひまわり」って知ってますか?

日本語支援拠点「ひまわり」は、
横浜市教育委員会が運営している外国の子ども向けプレクラスの学校なのですが、
来日直後の外国人家庭の子どもが学校生活に馴染めるよう、
日本の学校生活に必要なことや日本語の基本を教えて、
子どもの不安を軽減させることを目的としています。

横浜市では、日本語指導が必要な子どもが増加傾向にあり、
ここ5年間で約900人、約75%も増加しているんです。
年度途中の転入・編入も多く、特に国際教室の無い学校では、
受け入れのために苦労しています。

「ひまわり」ではプレクラスを行っており、
4週間を1クールとして週の3日ここで授業を受けます。
今年の9月に開校した「ひまわり」はプレクラスが3クール目となりました。
横浜市内の小学校・中学校に通う子どもを対象としているのですが、
関内駅から徒歩8分のところにあるため、
小学生の場合、保護者が同伴する必要があり、
なかなか通わせられないといった課題もあるようです。

現在、ひまわりの教職員は7名。
1クラス20名定員で3クラスを編成しており、
各クラスには日本語講師1名、指導員1名で受け持っています。

まだ、始まったばかりの授業を手探りで行っている業況ですが、
少ない教職員にもかかわらず、先生は非常勤扱いなので、
準備や資料作りなど大きな負荷が掛かっているのではと心配です。

また、図書室では本を購入する予算が無いので、
市内の小中学校より寄付された本が並んでいますが、
そのほとんどが日本語の本で外国の子どもの母国語の本がほとんどありません。
外国語の本を揃えるのに何か良いアイディア無いでしょうか?

何れにしても、横浜に移り住んで来た外国の子どもが、
早く地域に馴染み、地域コミュニティの中で楽しく生活を送ることが
出来るようになるように行政が支援することは重要なことです。

この記事を書いた人