行政の土地でセットバックしていない狭あい道路が結構あるんです!

狭あい道路の拡幅整備について議会の一般質問で市長に聞いてみました。

本市の狭あい道路は約1900キロメートルあります。狭あい道路は幅員が4メートル未満の道路で、災害時の避難や緊急車両の通行等が困難な場所も多く、本市として市民の安全安心を守るためにも個人の敷地に対して助成制度などを設け、拡幅を進めています。私の地元鶴見も狭あい道路が多く、安全安心の街にしたいと願う地域の方から、狭あい道路の拡幅相談が多く寄せられています。

そういった中、市民には道路幅の拡幅を推進していながら、行政の所有する敷地はセットバックしないで放置しているところも多く、横浜市は言っていることと、やっていることが違うんじゃないの?と言った声が寄せられています。

そこで、早速調査してみました。狭あい道路に接する土地には、学校や公園などの公共施設も色々な種類がありますが、各局に狭あい道路に接している公共施設の把握状況を確認すると、学校では市内約500校のうち概ね100校ほどあることは把握しているようですが、その詳細状況については把握していません。また公園に関しては全体像すら把握できていないようです。

敷地状況を整理してみると、建築基準法上から建物の建て替えのタイミングに合わせて拡幅しなければならない土地と、建蔽や容積基準に制限されない学校や公園など、今すぐにでも拡幅することが出来る状況のものもたくさんあります。要するに、今直ぐにでも道路拡幅が出来る行政の土地が結構あるのです。そこで、

1.公共施設における狭あい道路の拡幅整備に対する取組姿勢について市長に伺いました。

【市長答弁】
「学校や公園等の公共施設では、改修等に合わせて、狭あい道路の拡幅を進めています。引き続き、様々な機会をとらえて拡幅整備に取り組んでまいります。」

課題に対するきちんとした答弁を得られませんでした。機会を捉えなくても直ぐに着手出来る敷地があるのに残念です。狭あい道路の拡幅整備は、防災上の観点からも大変重要な事業です。

私は、庁内で狭あい道路を拡幅することの重要性や意義を共有し、施設を所管する各局がしっかりと整備に取り組んでいくことが重要と考えます。

先ずは状況の把握をして、いつ起こるか分からない災害に備えるためにも、緊急度の高いものは速やかに対応すること今後も提言して参ります。

↓動画はこちらから↓※分かりやすくするため一問一答に編集してあります。

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