個別の放課後対策を拡充すべき!

議会の一般質問で小学校入学後の放課後対策の拡充について市長に伺いました。

市長は昨年の市長選の公約の中で「小学校入学後の放課後対策を拡充する」と決意を示されていました。

本市では、市長の方針のもと、増加する留守家庭児童の居場所を充実させるため、キッズクラブへの転換に取り組んでいますが、併せて、市長が公約に掲げているもう一つの放課後対策として、学齢期の障害のある子どもたちに対し、一人ひとりの障害の特性に合わせた、個別の支援を行う、放課後の居場所である「放課後等デイサービス」の拡充も重要です。そこで、

(1)放課後等デイサービスをどのように拡充していくのか、市長に伺いました。

【市長答弁】
事業所数は年々増加しておりますが、引き続き多くの方々にご利用いただけるよう確保に努めてまいります。併せて研修の充実などに力を入れ、更なる質の向上を図ってまいります。この事業を通して、障害があっても、子どもたち一人ひとりが、個性に応じて豊かな放課後の時間を過ごせるよう、取り組んでまいります。

障害が重度な子どもの場合は、医療的ケア等にも対応する必要があります。そのようなケースでは「放課後等デイサービス」で受け入れることが難しく、対応できる事業所も少ない現状があります。

また、仕事をしながら重度の障害があるお子さんを特別支援学校に通わせている保護者にとっても、放課後の居場所づくりは、とても重要なことです。そこで、

(2)特別支援学校に通う重度の障害がある子ども達が「放課後等デイサービス」を安心して利用できる仕組みづくりが大切ですが、市長の見解を伺いました。

【市長答弁】
障害が重く、医療的なケアが必要な子ども達の放課後の居場所を充実させることは、大変重要だと考えています。これらの利用ニーズに対して、受入先が少ないために、学校からの移動に時間を要しているなどの課題があります。今後、受入先の充実や、利用しやすい場所に設置を促進する方策などを検討していきます。

現状では、医療的ケアが必要な学校現場に対応する看護師の育成や、非常勤看護師の拡充など、放課後のみならず、もっと広い範囲で、様々な課題があります。

横浜市中期4か年計画や各局が策定している方針・計画に掲げている事業を着実に進めて頂くことはもちろんのこと、市長が公約に掲げている政策について、新たな視点で拡充に向けて取り組んでいくことを今後も提言して参ります。

 

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