横浜市の新型コロナウイルスワクチン接種

※2021年2月に横浜市議会、本会議の現年度議案の質疑で有村としひこ議員(鶴見区選出)が質問をした内容です。

新型コロナウイルスワクチンの接種については、市民の皆さんの関心も大変高く、感染症対策の切り札として期待されています。

感染拡大を防止するためには、希望するすべての市民の皆様が、できるだけ早く、ワクチンの接種を受けられることが重要です。

人口375万人の横浜市では、集団接種の会場費用など、大都市ならではの経費が掛かることが想定されます。河野大臣からは「全額、国が負担する」との発言もありましたが、迅速かつ、着実な接種の実施に向けては、財源の確保が不可欠です。そこで、

ア 接種に必要な費用は、国からの補助金で賄うことができるのか、副市長に伺いました。

《副市長答弁》【指定都市市長会として要望を行った結果、国からは、接種体制確保に必要な費用については、地方負担が生じることのないよう、国が全額を負担する方針が示されました。市民の皆様が接種を受けられる体制を確保できるよう、引き続き、国と連携しながら、しっかりと準備を進めます。】

2月中旬以降に実施される予定の、医療従事者等への接種体制の確保は、神奈川県が行うこととなっており、横浜市では、医療従事者以外の市民の方についての接種を実施することになっています。

ワクチン接種の順位については65歳以上の高齢者の方、基礎疾患を有する方、高齢者施設等の従事者、一般の方と国から示されています。

市民の方は、「横浜市では、いつ、どのようにワクチン接種が実施されるのか」を知りたいと思っており、速やかに、わかりやすく情報提供をしていくことが必要です。

他の自治体では、個別接種と集団接種を組み合わせて、短期間で接種の完了を目指す、計画を策定したと聞いています。そこで、

イ 本市でも、できるだけ早く、ワクチン接種についての計画を策定し、示すべきだと考えますが市長に伺いました。

《副市長答弁》【短期間で全ての市民の皆様に接種を実施するためには、人口や医療体制など地域の実情に合った接種方法により、計画的な接種を行うことが重要と考えます。

不確定要素も多い中、現在、様々な課題を整理しながら、接種に向けた準備を全力で進めています。できる限り早く予防接種実施計画を策定し、市民の皆様にお示しをしていきます。】

医療・福祉の現場では、日々対応に追われ、大変な状況ではありますが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け、市民の皆さんへの接種を、円滑に実施していただく体制を整えることを要望しました。

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