水道技術職の人材確保は大事!

持続可能な水道事業運営のためには、水道局が長年培ってきた水道独自の技術・ノウハウの継承のみならず、水道事業を取り巻く環境の変化にも対応できる職員の確保・育成が必要です。

そこで水道局では平成29年度から独自に「水道技術職」の採用を行っており、今年の4月には6期生となる7名の水道技術職員が採用されました。

その一方で、民間企業の採用が回復傾向にあり、また地方出身の方は、地元市町村の公務員採用と併願することもあるようで、水道局として技術職の確保が厳しい状況にあるようです。

 技術職の採用状況が厳しい中、水道局では、学校訪問やリーフレット及びSNSによる広報、あるいは採用前の不安解消や辞退防止に向けた現役職員との懇談など、地道な取組を重ねながら、毎年一定数の人材を確保してきました。

しかしながら受験者数は伸び悩んでいる状況なので、更なる採用に向けた取り組みが必要だと思います。受験者である学生の皆さんが、水道技術職として実際に働くことになる職場を事前に見学し、働くイメージをつかむことができれば、結果として受験につながっていくと思います。

学生の受け入れ事例として、本市では主に、大学生を対象としたインターンシップを実施していますが、このインターンシップの対象には高校生は含まれていません。今後は、水道技術職の採用においてもインターンシップを導入すべきと思います。そこで、

(1)新たな人材確保のための取組について、局長に伺いました。

<答 弁>一人でも多くの学生の皆さんに横浜水道へ関心を持っていただくための更なる工夫が必要であると認識しています。職場見学は、横浜水道で働くことの魅力を肌で感じていただく良い機会であり、受験者の増加につながる取組と考えます。まずは学校訪問の場などで、教員や意欲のある学生の皆さんに働きかけを行うなど、職場見学の実施について具体的な検討を進めていきたいと考えております。

そもそも水道技術職の採用は局採用ですから、本市の一律のルールに合わせる必要は無く、水道局内の判断でできることですから、水道技術職の採用を安定的に継続し、技術継承をより一層確実なものにしていくために、是非、高校生を対象とした受験前の職場体験の導入を進めていただき、人材確保に向けてさらなる工夫をしていただくことを要望しました。

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