商店街の活性化の本質は?

※中期計画の審査で質問しなかった私の問題意識

                                      

今回の中期計画では、商店街の活性化の指標に、「商店街の集客につながるイベント開催件数」を挙げていますが、私は商店街活性化の本質はイベント開催だけではないと考えています。

地域経済の要であり、地域コミュニティの核である商店街は、これまで活発にお祭りやイベントを開催し、街のにぎわいの中心にありました。しかし、時代が進み、社会の変化やコロナ禍で大変厳しい状況に置かれ、このような取組だけでは、商店街の持続も困難になってきています。

来街者の減少、地域の少子高齢化など、様々な課題がある中、商店街の活性化に向けて新たな取組を始めている地域もあります。

私の地元、鶴見区の小野町通り共栄会では、2019年より地域住民の皆さんとアートを活用した街づくりを推進し、定着してきました。子どもたちに未来の鶴見に対し想いを馳せてもらうワークショップを行うなど、地域と商店街が連携して街の活性化に取り組んでいます。

また、他の街でも、高齢者や認知症への理解を深めるためのプロジェクトを実施している商店街や、子育て世代に対し、食事や地域の方とのコミュニケーションの場となるこども食堂に協力している商店街もあります。

このように、持続的な商店街づくりには、従来の商店街活動の枠を超えた取組を行っていく必要があります。

商店街が地域の未来についての意識を持ち、地域と関わることで、来街者を増やすことひいては、そういった取組から組織を持続させる力を持てるように、商店街の将来を見据えた支援にしっかりと取り組んでいくことが大切です。

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