正確かつ分かりやすい情報の必要性

放射能に関する情報不足の不信感からか、現在関東各地において市民レベルで独自に放射能汚染に関する調査が進んでいるようです。

私たち横浜市会においては各会派から林市長に放射線量の測定について、より詳細に測定をし、市民へ公開するように依頼しております。しかし林市長と横浜市行政は「文部科学省のガイドラインに沿って測定しているので問題ない。」という答弁を繰り返しています。

子供を持つ親の心境からは不安に思うのも当然であり、ここ横浜でも、インターネット内においては鶴見区の土壌の放射線量の測定結果が飛び交っております。

ネットに流出しているある調査会社の調査報告書では、鶴見区内の土壌から1000bq/kg弱の放射線量が検出されたというデータがあります。

この事実関係は現在確認中で、この情報は慎重に扱う必要がありますが、仮にこの数値が事実だとしても、安易に不安を仰ぐ材料になることも大変危険なことです。

1000bq/kgという放射線量がどの程度危険なものなのかを正確に理解することが重要です。

専門家に聞いたところbq/kgの単位であるベクレルは放射線を出す能力を表す単位で、報道で良く使われている単位Sv(シーベルト)は人が放射線を受けたときの影響の程度を表す単位なので異なるものとのことです。

「このクラスの放射線量(ベクレル)は想定できる範囲なので、ただちに問題が出るレベルではないだろう」との見解でした。

放射線量が通常より高いのは事実で注視すべき事ではありますが、適正な情報公開と正確な理解をしていけば解決することで、情報公開の不徹底が問題を大きくしていることは否めません。

子供は公園などで砂遊び泥遊びをします。

土が付着した手を口に入れる可能性もあります。

また子供は背が低く地表の空気を吸い込む可能性も高いので、内部被爆はしないかなど心配すればきりがありません。

子供に本当に影響がないのか?

一般の方々からのお問い合わせが多いにもかかわらず我々地方議員も放射能については全くの素人で情報収集とその発信の方法においても疑問が多く残るため、国は注意すべきガイドラインをしっかりと提示すべきです。

今後もこの問題には注視し続け、適正かつ正確な情報が入りしだい皆さんにお届けして参ります。

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