応援したい横浜市自転車総合計画!

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横浜市は現在、自転車総合計画を作成中です。

平成28年度に策定予定なのですが、
ビジョンはとっても素晴らしく、とても良いことがたくさん書かれています。

しかしそれが本当に実現できるのか心配しています。
そもそも横浜市の道路整備費は現状でも不足しており、
計画に書かれているビジョン通りのハード整備は到底出来るとは思えません。
また、道路を国や県、警察も関係しており、それぞれの立場があるので、
横浜市の意向だけで決められるものでもありません。

道路局長に所感を聞くと、
総合計画に書かれているのは理論であって、
それを現場でどのように対応していくのかが重要だと言っています。
だからこそ、総合計画を策定してハードとソフトの両面で取り組んでいくことが重要だと思います。

自転車通行帯に関して言うと、現在、断片的に整備されていますが、
本来、安全のために自転車を分離して走行させた方が良い場所や、
利便性といった観点より自転車通行帯があった方が良い場所は整備されておらず、
物理的に道幅が広いところや、整備しやすいところを自転車通行帯にしており、
本質的な目的とズレが生じているように感じます。

また、せっかく整備しても車の駐車スペースとして利用されたり様々な課題が残っています。
何よりも重要なことは自転車に乗る人も車のドライバーも歩行者も互いを尊重する思いやりの気持ちです。

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互いに思いやる気持ちさえあれば自転車通行帯が無くても安全に自転車と車と人が共存できるのではないでしょうか?

本来、それがあるべき姿だと思います。

この自転車総合計画の策定で、市民の皆さんが自転車について
あらためて考えるきっかけになって貰えればと期待しています。

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