横浜市の公共施設はおおよそ2500施設あります。
本市が発注した工事は過去5年間で33施設あり、
そのうち都筑区の杭が問題となっているマンションと
同様の既製コンクリート杭を使用した施設が1件ありました。
この施設は、都筑区のマンションでデータの流用等を行った
担当者による施工ではないことが分かっており、
現状、傾き等の不具合は見られないとのことでした。
衝撃の事実が・・・
その後この施設について調査を進めると、
15本の杭の先端部分に注入したセメントミルクのデータに
流用等のあることが判明しました。
と言うことは旭化成建材(株)は問題となっている担当者以外でも
同様のデータ流用をしていたことが判明した訳で、
本市としても旭化成建材(株)が施行した公共施設の
全数確認しなければならない状況となりました。
本市だけでの問題ではありません。
旭化成建材(株)は、都筑区のマンションでデータ流用等をした
担当者が施工した 41 施設だけではなく、
それ以外の施設全国 3,040 施設(県内 192 施設)を全てを確認する必要があります。
旭化成建材(株)は、担当者個人に対する管理責任ではなく、
会社全体の組織の問題となり、業界全体の問題へと発展する可能性もあります。
私も土建業出身ですが、この業界に携わる方々のほとんどは、
自らの技術にプライドを持って仕事をしており、
真面目に一生懸命働いている方々も疑いの目で見られることが
とても残念でなりません。