南相馬市に物資を届けてきました(報告)

被災された方々のお役に立ちたいと思い、

物資を持参して南相馬市に行ってきました。

途中、道路が崩れていたり、大きな岩が転がっていたりと

まだまだ地震の形跡が残っています。

南相馬市に近づく徐々に海水が押し寄せた形跡が現れてきました。

海岸付近まで行くと何もかもが流されている光景が目の前に現れてきました。

これが現実です。

テレビのニュースで見た光景が

現実に目の前にあります。

ハイエースも跡形も無く潰されています。

家屋に車が刺さっています。

農作業車も押し潰されています。

家屋の中も泥だらけです。

消防車も流されています。

高圧線も切れています。

公会堂も被災しています。

瓦礫の中に表彰状が埋もれていました。

船も内陸まで流されています。

奥に見える建物が小学校です。

自衛隊の方々が必死の活動をしていますが、

まだまだ手付かずのところがたくさんあります。

200年に一度の大津波に備えて堤防を作ること

100年に一度の水害に備えてダムを作ること

それが税金の無駄使いなのか?

この光景を目の当たりにすると

何が正しくて、何が適正なのか?

考えさせられます。

何よりも大切なものは、やはり命だと私は思います。

そして、本来の目的である

支援物資のお届けするために

南相馬市立鹿島中学校に向かいました。

ここは、原発から30km圏付近にある地域で

多くの方々は、他の場所に非難されましたが、

未だこの中学校の体育館には、

63人の方々が生活をされています。

そして、震災後からずっと泊り込みで

市の職員の方々が頑張られています。

私たちは、自分たちで準備した支援物資と

皆さんから預かった支援物資をお届けするとともに

「横浜でもたくさんの方々が応援しています!頑張ってください!」

とたくさんの皆さんから託された励ましのことばを

現地で頑張っていらっしゃる方々にお伝えしてきました。

現地では、物資は徐々に供給されはじめたそうですが、

まだまだガソリン等が供給されず困っています。

また、まだまだ人手が足りない状況です。

これからも私たちに出来ることを取り組んでまいります。

南相馬市の震災関連情報

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