議会でも年度が替わり、今回から新しい委員構成の常任委員会がスタートしました。
私が、本年度担当する常任委員会は「経済・港湾委員会」です。
経済局と港湾局を所管する委員会なのですが、
今回の本年度第1回目の委員会では、両局の事業概要説明が行われました。
経済局は、一般会計でおおよそ542億円の予算で本年度は各事業を運営しています。
主な事業として中小企業への基礎的支援を行っています。
鶴見区にもたくさんの中小製造業があり、
発注単価が下がり続ける中、原価の高騰もあり、
設備投資できる余力も無く、大変苦労している実状があります。
中小製造業を元気にするための支援として今年新規の取り組みとして
「コマ大戦」への支援があります。
コマ大戦は横浜発祥で、世界大会もあることから、
経済局で支援をして盛り上げていこうといったものなのですが、
現状、横浜市内にコマを製造している企業は2社で、
数十万円程度の規模とのことでした。
経済局の支援が市場拡大ではなく、
技術力の発信やものつくり人材の育成を目的とするのであれば、
もっと支援の仕方に工夫が必要だと感じました。
港湾局は、補正予算を含め今年度は一般会計で325億円の予算で各事業を運営しています。
私は、世界の流通のハブがアジアに移行している中、
国内の市場は将来明るい状況は見えず、
港湾局の役割も大きく変わっていかなければならない岐路に立たされていると考えています。
そういった中、今後横浜らしさを考えた時に、
賑わいのあるみなとづくりに注力していくべきと思っています。
現在、港の水際空間は多くの制限や規制があり、
賑わい創出といった取り組みに高い壁があります。
今後は港の安全やコンテナ貨物の流通を確保しつつも
柔軟に対応できる仕組みをつくっていくことが重要と考えています。