横浜美術館には若手アーティストを育成・支援して欲しい!

もう古い話ですが、平成元年に横浜博覧会のパビリオンとして開設されてのが横浜美術館です。

以来30年以上、国内外の多くの方が訪れてきた横浜美術館は、横浜市を代表する施設の一つで、リニューアルオープンを来年度に控えた今、改めて横浜美術館の役割を一緒に考えてみたいと思います。

・一部の美術愛好家だけでなく、多くの市民の皆さんに美術に触れていただく場となること。

・美術を通じて様々な社会課題に取り組む場となること。

など色々と模索して、定期的に横浜美術館の皆さんとも情報交換をしていますが、話を聞けば聞くほど、日本の公立美術館の難しさを感じます。

そこで行きついたのが、次世代育成の場となることです。特に若手のアーティストは、創作・発表の場を求めていると聞いています。

ですので横浜美術館には、次世代を担う若手アーティストの育成・支援に積極的に取り組んでほしいと思っています。そこでまず、

(1)これまでの実績について、文化芸術創造都市推進部長に聞いてみました。

《部長答弁》横浜美術館では、開館以来、若手アーティストの育成・支援に積極的に取り組んでおります。例えば世界的に著名な奈良美智さんを、国内ではまだ知られていなかった平成13年に、国内の美術館としては初めて展覧会を開催し、紹介しました。また、平成19年度からは、将来活躍が期待される若手アーティストに発表の場を提供することを目的に、これまで合計15名の若手作家の個展を開催するなど、様々な形で次世代育成に努めています。〔R5年度予算審査より〕

海外の事例ではニューヨーク近代美術館で個展が開催された草間彌生さんが、その後世界的にブレイクするきっかけとなりました。

このように美術館という場は、既に有名になっているアーティストの展覧会を開催するだけではなく、これから世に出ていくアーティストを紹介・応援していくという役割もあると思います。そこで、

(2)横浜美術館で若手アーティストの育成・支援を行う意義について、文化観光局長に聞いてみました。

《局長答弁》若手アーティストが横浜美術館のような大きな舞台で作品を展示することは、多くの方に観ていただくことにとどまらず、国内外に広く発信されることで、その後のアーティストの活動を後押しすることへつながると考えております。また、次世代を担うアーティストが横浜から世界へ羽ばたいていくことは、市民の誇りにもつながるとともに、さらに、先進的な創造活動の拠点として、横浜美術館のプレゼンスを高めて、都市の魅力向上にも貢献するものと考えています。〔R5年度予算審査より〕

来年度のリニューアルオープン後は、トリエンナーレの開催や、企画展の開催に向けた準備もあるかと思いますが、若手アーティストの育成・支援についても、これまでの経験を途絶えさせることなくしっかりと取り組んでいくことに期待しています。

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