シンガポール視察報告【横浜に外国企業を誘致するためには?】

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シンガポールは税金が安いので外国企業を誘致しやすいと一般的には言われています。

でも、本当にそうなのでしょうか?

法人実効税率だけ見れば確かに日本が約30%に対して、シンガポールは17%と格段にお得です。しかしシンガポールの人件費はそれほど安い訳ではなく、マネージャークラスの給与に関しては、逆に日本よりシンガポールの方が高くなっています。

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オフィス賃料に関しても日本の約3倍であり、駐在員の住宅賃料も日本の2倍となっています。一概にシンガポールが優位であるとは言えないようですね。

もちろん行政諸手続きや認可申請等に関してはシンガポール政府の支援は手厚く、英語圏といった言葉の壁も無視できるものではありません。

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しかしながらこれから時代、最も重要視するのは働く人々の住環境です。シンガポールも住環境について力を入れていますが、横浜は、街の魅力や住みやすさといった住環境のポテンシャルを活かせば世界から選ばれる街になると私は思っています。

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