仙台視察【インティラック東北イノベーションセンター】

インティラックは民間企業ですが、仙台市から委託事業を受託している関係にあります。前市長の施策である「日本一起業しやすいまち」というコンセプトのもと、仙台市との協力がスタートしました。インティラックは民間組織であり、行政ができない部分を、補完し合っています。

インティラックは、東北の未来を担う起業家を支援する拠点として設立されました。何か新しいことにチャレンジする人を生み出す施設として、また全国的にメジャーな企業を育成して、全国から仙台に就職したいと思う企業をつくりたいと考えています。想いとしては楽天イーグルスではなく、市内企業による球団にしたいという夢もあります。

 

また起業した人が起業したい人を育てるエコシステムの構築も目指しています。インティラックの母体であるINPACT Foundation Japanは、次世代グローバルリーダーの育成を目指し、2010年に設立された法人で、これまでにTEDx TokyoやH-Labのような革新的なプログラムの企画、運営を行ってきました。2013年より、カタールフレンド基金よりINTILAQプロジェクトの委託を受け、その企画、運営を行っています。カタールフレンド基金の領域のひとつに起業家支援があり、次世代のグローバルリーダーの育成を目的として支援を受けています。

この施設は、会員制コワーキングスペース、会員制レジデンスブース、ファブスペース、クラスルーム、キッチン、会員専用オフィススペース、ミーティングルーム、ブロードキャスティングスタジオ、カタールルームなどがあり、起業家になる前の、アイディアを固めたり、一歩踏み出すためのプログラムを提供したりする場として取り組んでいます。

 

横浜でも企業誘致と起業支援を取り組んでいますが、賛同する会員を集めだけではイノベーションは起こらないと危惧しています。

 

また、スタートアップに関しては横浜ではスタートアップポートヨコハマやIDECが中心となり取り組んでいますが、隣接する東京では、TOKYO創業ステーションもあり、単に起業支援をするだけでは、起業家にとって支援度合の比較でしかなく、横浜を選ぶ理由が見えません。

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