有村 としひこ 
山下ふ頭の再開発については、カジノを止めて本当に良かったと思っています。その一方で山中市長は、カジノを止めた責任もあります。
中期計画では、目標値として「推進」とだけ掲げられていますが、これだけでは良く分からないのです。もちろん検討の進め方やスケジュールなどは既に示していますけれども、山下ふ頭やその周辺エリアだけでなく、本市全体として、どのような位置付けで進めていくのか、どのような役割を担うのか、どういった要素を重要視するのか、プライオリティは何か？こうしたことを説明する責任が山中市長にはあると思っています。
私は、東京などとの都市間競争ではなく、世界を見据えて進めていくべきで、身の丈に合った投資で経済を活性化し、税収を増やしていくべきということをずっと訴え続けています。そこで、
（１）山下ふ頭再開発による経済活性化に向けた山中市長の考えを伺いました。
《市長答弁》
これまでの市民意見の募集と事業者提案の募集を行いまして、市民意見を反映させた、かつ事業性のある再開発の実現について、可能性を感じています。今後の事業化に向けては、様々なステークホルダーの御意見を伺いながら、税収や雇用を生む経済波及効果の創出はもちろん、新しい時代の象徴となるＤＸ、あるいは脱炭素化、そういったものに取り組む姿勢、そしてそれらを通じて都市ブランドの向上に努めていく、そういった観点から、具体的な計画を進めていきます。横浜経済を是非けん引し、そして横浜ブランドを高めていくまちづくりに、しっかりと取り組み、活性化、再整備に努めていきたいと考えています。
山下ふ頭をどのような街にしていくのか、引き続き、市長ご自身の言葉で、しっかりと市民の皆さんにお伝えし、世界を見据えて、市内経済の活性化に資する再開発を着実に進めることが重要です。