26年度予算と中期経営プランに掲げる目標について見てみると経常収支は中期経営プラン目標値に対して、
市民病院で2.7億円、脳血管医療センターで2.2億円を既に下回った予算組みとなっています。
25年度もプラン目標値を大きく下回っている状況であり、26年度は3か年プランの最終年度にあたる訳で、
その予算案が目標値に届いていないということは、市民からすると目標達成をあきらめたのか、目標が妥当でなかったのかという疑問を感じるハズです。
25年度の決算見込みも予算の水準を下回る状況であり、このままでは中期経営プランの目標を達成できないのではないかと思います。そこで、
(1) 中期経営プランにおける経常収支目標についてどのように認識し、収支目標達成のためにどのような対策を考えているのか、局長に伺いました。
経常収支の目標などは、最終的なものであり、プランに掲げる一つ一つの取組をクリアすることによって、経常収支の目標もクリアできると思います。
例えば、昨年9月に常任委員会で報告された中期経営プランの24年度振返り状況を見ると、
市民病院では50項目の目標のうち、達成できなかったものが18項目(36%)、脳血管医療センターでは同様に42項目中、12項目(29%)ありました。
先ずは、これを達成することが第一歩だと思います。そこで、
(2) 今回の予算編成にあたり、24年度の取組結果や25年度の取組状況をどのように反映しているのか、局長に伺いました。
24年度の取組結果を詳細に見ていくと外部要因に左右される目標はともかく、
努力すれば達成が可能と思われる指標でも目標を下回っているものが数多くあります。
市民病院、脳血管医療センターともに、4つの視点をもとに目標を設定しています。
「患者・市民の視点」、「財務の視点」、「業務改善(業務プロセス)の視点」、「レベルアップ(学習と成長)の視点」の4つです。
仮に財務の視点については、職員の努力だけではなく様々な要因があったとしても、その他の3つの視点については、職員の努力によって確実に達成可能な目標です。
また、それらを達成することが財務面にプラスになることは確実だと思います。そこで、
(3) 中期経営プランの最終年度である26年度に、少なくとも「患者・市民の視点」、「業務改善の視点」、「レベルアップの視点」の3つについては、全ての目標を達成すべきと考えますが、事業管理者の決意(考え)を伺いました。
取り組みの結果がまとまったら、その検証をしっかりと行ってPDCAを回していく必要があると思います。そこで、
(4) 第2次中期経営プランの検証はどのように行うのか、伺いました。
やはり市民の皆さんに対しても、病院事業として、どのような取組をし、どのように経営されているのかを明確に示さなければならないと思います。
そして26年度は現行プランの次のプランをどうするかという検討も必要な時期になります。そこで、
(5) 27年度以降の経営プランに向けて、どのような考え方で臨むのか、見解を伺いました。
病院事業がどうなっているかなどは市民には非常に分かりにくいものです。
ですが、分かりにくいから知らせなくてよいということではありません。医師は患者に十分な説明を求められるように、
病院事業の経営状況についても市民に分かりやすく説明することは大前提で、
更には市民に理解して頂ける内容となるよう局長に要望しました。
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