公園の活用をず~っと提言し続けています!《利用者のニーズ編》

まだまだ公園の話は続きますけれども、公園における利用者ニーズへの対応について提言しています。

私の地元でもある鶴見区の入船公園です。芝生の広場が広がり、野球場、テニスコート、ドッグランといった施設があり、まるでニューヨーク・マンハッタン西側にあるイーストリバーパークを連想するような、魅力的な公園です。

写真を見るとニューヨークの公園かと思いますでしょ。

この入船公園にはヤギ園長というのが居て、名前は「いり」ちゃんと「ふね」ちゃんというのですけれど、子ども達には大人気となっています。指定管理者は利用者の声を拾って、こうした様々な自主事業を行って頑張っている訳ですが、それにも限界があるのは事実です。

 

利用される市民の方々にとって、常に魅力ある公園としていくためには、利用者ニーズの変化を常日頃から把握し、市民の声をきちんと聞いて対応していくことが求められると思います。そこで、

 

(1) 公園に対する利用者のニーズをどのように把握しているか、公園緑地部長に伺いました。

 

【部長答弁】公園緑地事務所や土木事務所におきまして、日頃から公園愛護会や自治会町内会など地域の方々からの御意見を伺うとともに、広聴をはじめ、区を通じて地域からの御要望をお聞きしております。また、指定管理者においては、有料施設などの利用者やイベント参加者へアンケートを実施するなど、様々な形で利用者のニーズの把握に努めています。

 

一見、様々な方法で声を聞いているように思えますけど、この入船公園を例に挙げると、スケートボードやBMX、バスケ、フットサルなど、若い世代の利用者から入船公園でできないのか?といった声が届いているそうですが、公園管理者は、ルールで禁止になっているからダメとしか言えず心苦しい気持ちになるそうです。

 

こうしたルールの変更に関しては、指定管理者のみで対応できるものではありませんし、若い世代の方々は、ダメと言われたからといって横浜市に要望するようなことはしないので、既存の公園に対してのこうした声は行政に届いていません。そこで、

 

(2) 公園の新たなニーズの変化に的確に対応していくべきと考えますが、局長に見解を伺いました。

 

【局長答弁】これまでも新たなご要望に関しましては、既存の公園利用者の状況等を踏まえまして、対応してきております。具体的には、テニスコートや野球場などで、空き時間の枠を活用したスポーツ教室やグランドゴルフ大会等も開催しております。また、公園遊具の利用教室や防災キャンプのイベント、さらにはヨガ教室など、地域のニーズに応える形で、利用者サービスというものを向上させてきていると思っております。これからも、公園利用者や地域の方々の御意見等を伺いながら、現在の利用状況や立地環境等も踏まえまして、地域に望まれる公園というものを目指していきたいと考えております。

 

新たにつくる公園や、既存公園の大規模改修では、利用者の声を聞く取り組みは行われていますが、そのような契機がない既存公園では、利用者の声に対応する検討はなされていません。

 

利用者の声の内容にも寄りますが、新たな大きな投資が不要な、ルールの見直しで対応できる内容であれば、本市として指定管理者と一緒に積極的に検討すべきです。

 

入船公園の若い利用者の声のほとんどは、安全上の課題を解決できれば、実現できるものです。本当は、利用者の素朴な声に対して皆で検討をしていく枠組みが必要ではないでしょうか?

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