「みなとみらいの結婚式場計画」の課題について市長に聞いてみました!

第3回定例会の一般質問におきまして、

みんなの党横浜市会議員団として藤崎議員より

みなとみらいの結婚式場問題に関する質問をさせて頂きました。

内容は以下の通り。

みなとみらいの玄関口である、

新港地区16街区における結婚式場の建設問題は

当該地区の景観に大きな影響を与えることから、

我が会派としても平成24年度予算の審査の時から、

局別審査、連合審査、一般質問、請願審査と

定例会の度に問題提起をして参りました。

年初に開催された都市美対策審議会では異例の反対意見が相次ぎ、

2回の審議会開催をもってしても、

デザインを巡る事業者と審議会の考え方の溝は埋まらず、

この点が問題であり、

溝が埋まらない限りは事業者への土地の貸付は実施すべきではない

というのが私たちの考えでした。

【質問1】

先般、横浜市は事業者との協議が整ったとして記者発表を行いましたが、

まず、今回、景観をめぐってここまでこじれてしまったことに対し、

どのような課題を認識しているのか、お伺いします。

記者発表資料には都市美対策審議会の卯月部会長は

「市・事業者双方が我々の意見を真摯に受け止め、

この4ヶ月間努力して頂いた結果、デザインが大幅に修整されたことについては、

十分とはいえないが、一定の評価をしなければいけない」

とのコメントを発表しています。

我が会派としては、せめて都市美審議会の了解を得るべきであると考えていましたので、

卯月先生のコメントは重く受け止めたいと思います。

しかし、一方で、

「事前協議に課題が残ったこと」

「制度の見直しと今後の改善を議論しなければいけない」

とも指摘されています。

【質問2】

そこで、さきほどの今回の課題認識を踏まえ、

今後、どのように改善していくか市長の見解を伺います。

といった内容です。

これに対して林市長は、

【回答1】

協議には長い時間を要するといった課題がある。

【回答2】

景観協議に関しては、

計画の早い段階から関わっていく。

事業者にとって分かり易いガイドラインにしていく。

といった仕組みを検討する。

との趣旨の答弁(議場で私が聞いた範囲)をしました。

「質問1」の「長い時間を要する」に関しては、

長い時間が掛かってしまったことが課題なのか?

丁寧に時間を掛けて協議する必要があるのに

そういう仕組みになっていないことが課題なのか?

どちらとも取れる答弁でした。

「回答2」に関しては、本質的な部分ではなく、

答弁に物足りなさを感じました。

何度も言いますが、何よりも市民の意見を反映でき、

個々の事業に応じて柔軟な対応ができる仕組みをつくっていくことが

最も重要だと私は考えています。

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